2017年9月18日月曜日

カスタムIEM AAW A2H Pro V2 レビュー

以前お話ししたカスタムIEMがようやく到着し、二、三週間ほど試聴したので、そのレビューを書きたいと思います。

↓以前の記事
カスタムIEM注文してみた


AAW A2H Pro V2です。バランスドアーマーチュア型(高音の出力に向いている)とダイナミック型(低音の出力に向いている)の両方が搭載されているハイブリット型です。

AAWではシェル・カナル・フェイスカラーがそれぞれ選択できるようになっています。
私はシェルをアクアブルー、カナルをクリア、フェイスをゼフレブルーにしました。

つけ心地ですが、やはり自分の耳にあっているので疲れにくいです。ただし間違った着け方をしていると普通のイヤホンより耳が痛くなりやすいです。普通のイヤホンより余裕はないですね。そのぶん遮音性は十分ですが。
何よりスマホの音量を上げる必要がなくなったというのは大きいです。

音に関してですが、まず高音がよく聞こえるようになりました。しかも低音とのバランスも良くとれています。ハイブリット型の強みですね。
音の解像度が高くなった分、迫力は抑え気味になっていると感じました。

試聴機の時点でA2HとUE5Proと悩みました。
というのもやはり5Proの方が聞いてて楽しかったからです。
今回は値段の都合上A2Hを選びましたが、コスパ・音質の点から見て大変満足しています。

そして、そろそろスマホだと出力の限界を感じてきました。やはりプレイヤーを買うべきですかね?

また、当分カスタムIEMを買う予定はありませんが、いずれ64audioのカスタムも作りたいですね。まあ、だいぶ先になりそうですが。

<今日の動画>
iPhoneXの発売が決定しました。私はこの時を2年も待ちました。おかげで僕のandroid端末はOSを4.2以上に上げられないままボロボロに……。かなり品薄になりそうですが、頑張って手に入れたいと思います。もしかしたらスマホ時代最後のiPhoneになるかもしれませんしね。

2017年9月11日月曜日

富士山登ってみた!

お久しぶりです。
今回の内容はは非常に長いですので、お時間にお気をつけください。

さる8月XX日、富士山に登頂しました。今回はその模様を一部始終書き残したいと思います。

○出発初日 
目的は富士山頂上でご来光を見ること。今回は岡山夜発2泊3日夜行バスツアーのフリープランを利用しました。岡山駅から夕方頃バスに乗り込み山梨県富士山吉田口五合目を目指します。

なんだかんだあって新大阪で乗り換え。
京都で友人を含めたツアーのほぼ全員と合流し、夜道をひた走ります。それにしてもバスは寝苦しい。安さ故とはいえ登山前日に寝ないのは危険なのでしっかり寝ました。枕を持ってきていなかった私はペットボトルを首後ろに挟んで寝ました。

○2日目
朝5時頃に静岡の清水PAに着き、身支度ならぬ登り支度をします。ここからいよいよ山梨県、そして富士スバルラインに入っていきます。写真はありませんが、当日は結構曇っていました。その日富士山は雨で散々だったみたいです。天気の心配をせずにはいられませんでした。

そして、8時。いよいよ標高2305mの富士山吉田口五合目に到着しました。この時間帯はこれから登る客と降りてきた客で五合目のロータリーはごった返しています。



準備体操をしつつ、登山口の雰囲気を味わったり観光したりしました。こちらは五合目にある富士山神社です。安全に行って帰ってこれるようお祈りします。

普通は1時間ほど五合目で体を慣らして登るものですが、訳あって我々は4時間ほど五合目にいました。

さあ、いよいよ登山開始です。五合目は平坦な砂利道が続きます。まだ登山しているという感じはしません。30分ほど歩いて六合目に着きます。

まるでというか、実際雲の中にいます。


これから、あの頂上に向かっていきます。
六合目から七合目は山を登っているという感じがし始める道のりでした。それなりに急な道がじくざく続いています。一般の方もいれば、ツアー団体の方もいて一緒にゆっくり登っていきます。途中、霧だか雲だかで視界が塞がることもありました。水飲んだり、塩飴舐めたり、ドライフルーツ食べたりしながら、七合目最初の山小屋である日の出館に着きました。

この時は非常に渋滞していました。我々は先に団体客を行かせ、後から登り始めました。これが凶と出たのです。 

 七合目からは道が悪くなります。道というか崖を登っている感じで、平らな面を探しよじ登っていきます。ここからはこういう道が続きました。持っているトレッキングポールが邪魔で、軍手した手で岩を掴んで登る方が楽でした。そして、遅れを取り戻すためペースを乱してしまい、山小屋があるたびに休憩したせいで、恐れていた高山病の症状が出てきてしまいます。
 発症初期、ちょっと頭がいたいかな、という感じでした。酸素が薄くなってきた感覚があり、山小屋に着いたらすぐに酸素缶をだし休憩しました。和らいだと思ってすぐに登り始めるとまた頭が痛くなってきます。そんなことを繰り返しているうちに気にならなくなりました。要は呼吸のペースが重要なんだと考えます。鼻から吸って口から吐く深呼吸を繰り返していれば、そんなに気になるほどの頭痛もしなくなりました。
七合目途中。友人が持ってきたカロリーメイトが膨らんでいます。

ゆっくり登ってきて、ようやく八合目。この時すでに18時。同じバスに乗っていたガイド付きプランの方と比べて2時間遅く登り始めたこともありましたが、かなり遅れていました。


日もかなり傾いています。ツアーの添乗員の方から催促の電話もかかってきました。それでも自分たちのペースでお互いを励ましあいながら登っていき、19時にようやく宿泊地である本八合目に到着しました。

その日の夕食です。

量は少ないです。仕方ありませんね。山小屋の人から、そんな状態では山頂に行けないかもよ、などと脅されつつ、明日に備えて到着から1時間ほどで床に着きました。思った以上に疲れていて、すぐに寝付けました。

○3日目
朝1:30に電灯やら自分で仕掛けた目覚ましやら友人たちの起床で起きます。いよいよ寒くなってくるので着替えなどの支度をして、2:30頃に山小屋を出発します。

みなさん一斉に登り始めるため、すでに渋滞が始まっています。我々もうまく列に入り登頂を開始します。
非常に風が冷たく強く、また道も細くなっていました。渋滞のため、止まったり動いたりを繰り返しゆっくり登っていきます。今後山頂まで山小屋はないので、この渋滞で止まっている時間が唯一の休憩時間となります。
友人たちのみならず周りの皆さんの寛大な協力を得て、4:40、いよいよいよいよ頂上に到着です。

ものすごい人だかりです。空がちょっとだけ赤くなっています。
持ってきたヘビースターも微妙に膨らんでいます。

山頂は強風が吹き荒れ、寒く、立っているのは大変でした。
そして待つこと30分。

薄く雲がかかっていて太陽そのものは見えませんでしたが、ご来光を臨むことができました。
河口湖とご来光です。
雲が滝のようになっています。

フリープランといえどツアーバスの時間があるのですぐに下山します。

東の方を撮っています。まだまだ雲の上です。

下りは急な斜面が続きました。私も含め友人たちが何度も転んだり滑ったりしました。途中出会ったガイド付きプランのガイドの方に"間違った"発破をかけられますが、
3時間ほどしてようやく六合目に到着。
この山を登ったんだなぁ、と感慨にふけります。

そして、いよいよ8:30に五合目に帰ってきました。
着替えて、お土産を買いあさりバスに乗り込みます。ちなみに私のお土産オススメは「こけももジャム」です。こけももとは高山植物の一種で、富士山を登っている最中にも見ることができます。基本的に栽培されないので、富士山に行った証拠になりますよ。

バスに乗り込んだ後は温泉に行ったりワイナリーに行ったりし、昼ごはんを食べて帰路につきます。

19時頃の大阪です。
そして22時頃岡山に帰ってきました。

<感想>
 一年前から構想を練り、色々あったものの、この旅行を実行できたことは家族や友人たちの協力のおかげです。この場をおかりして感謝を申し上げます。
最後まで強がる気でしたが、実際は思っていたよりきつかったです。事前準備のおかげでなんとか成功しました。みなさんも登頂されるときは入念な準備をおすすめします。個人的に助けられたのは、トレッキングポール・軍手・酸素缶です。あと、靴はしっかりしたものがいいです。スニーカーで登っている方もいますが、安くてもいいので厚底の登山靴を用意したほうがいいです。
 あと少しで二十歳になる自分にはちょうどいい山でした。たかだか富士山ですが、自分の今後に非常に自信になる体験でした。何よりあのご来光は世界の美しさを具現化しているようでした。写真で伝わるのはごく一部です。気になった方はぜひ行ってみるべきです。



以上


<今日の動画>
なんだか今回は書き尽くしました。編集中に流れていたこの曲を今回はお届けします。