2020年11月1日日曜日

iPod Classic 作ってみた

みなさん、お久しぶりです。

私の個人的な用事がようやく終わり、約4か月ぶりの更新となります。


さて、復帰一発目はこのコロナの自粛中に話題になったあるツイートについて


 

iPodは持っていたことがない私にとって高校生時代のあこがれだった端末です。

2014年に販売終了されており、現在新品はプレミアがついている状態です。

それが個人で作れるとはある意味いい時代になったものです。

というわけで今回はiPod classic 制作 & Aliexpress 初体験レビューということでお送りしていきます。


1)注文編 (Aliexpressについて)

Aliexpressとはいわば中国版Amazonです。

私が利用した感じでは、どうやらAmazonのように自社倉庫を持っているのではなく、

中国国内やシンガポールの業者と国内外の個人をつなぐプラットホームとしての役割が強いようです。(今回は注文したものがニッチな商品なのでその感じたのかもしれません)


今回は中国国内でiPodを分解してパーツを売ったり、

互換性のある新品パーツを作っている業者から買い取ることになります。

日本で売っているものも買いましたが、合計金額はこうなりました


さて、5月に注文したのですが、全部届いたのは8月でした。

というのも業者に配送料を負担してもらった場合、業者は一番安い配送手段、つまり船便を利用するのでコロナ禍もあり、かなり外国国内で発送待ち状態だったようです。

追跡サイトを何度も確認したり、業者とコンタクトをとる日々が続きました

AliexpressはAmazonと比べて業者とコンタクトが取りやすいというのが強みであるといえます。


2)組み立て編

8月になってようやく揃い、組み立てに取り掛かることができたのはつい先日です

もし皆さんが組み立てるときは上記の七宮さんが出している動画でもいいですし、

ifixitという電子機器分解専門サイトがあるので私のようにそちらを参考にしてください。


大まかなパーツは海外から取り寄せ、ネジやDock接続部カバーは日本の業者から買いました

日本の業者から買ったネジが全然足りてなくてのちに苦戦します



まずはロジックボード

CPUであったり、iPodのボタンが載る最も重要なパーツです


どうやら再利用品のようで、ノリがついていたり業者が張った管理シールがついているのが気に入らないので丁寧にはがします


おなじみのクリックホイールを接続します

当時革命的な発明として注目されましたが、案外単純な仕組みのようです


フレームに取り付け


裏返したらディスプレイとバックカバーを取り付けます


フレームにフロントパネルを取り付けます

ネジが足りてないので必要最低限の4点止めます

パネルのプラスチック部(透明なところ)にかなり傷がついていたので、これも再利用品のようです


メモリを取り付けます

本来iPodにはHDDが搭載されていたのですが、せっかくなのでSSDを購入しました

業者が取り付けていたリボンコードの表裏が逆でそれに気づくまで余計な時間をとられました


次にバックパネルです

iPhone X のカメラが映り込むぐらい綺麗にされています


裏側にHOLDボタンコードとイヤホンジャックコードを取り付けます

「FOXCONN」の文字が煌々としていますね



バッテリーを取り付けます

バッテリーも正規品よりも容量が増えたものを買いました

といっても1800mAhなので、こんなところにも時代が垣間見えますね


これで接続するものはすべて繋げました

完全に蓋を閉じてしまう前に正常に起動するかどうか確認します

DockケーブルはAmazonで買いました

まだ売ってて助かりました


接続するとiTunesが起動し、復元するか聞いてきます

以前のデータがないのに復元するか聞いてくるあたりこういうことはやはり黙認されているようですね


一発目の復元はうまくいきませんでした

こんな時はまずMacを再起動します


うまくいきそうな雰囲気ですが、エラーコード1434が出てうまくいきませんでした

こんな時はiPodをディスクモードにして再度接続します


うまくいきました

現行機はiPod touch だけなのでいずれこの画面からnanoも消えてしまうんでしょうね……



SSDもちゃんと120GB認識できているようです



起動した瞬間は感動ものですね


あーこの感じ、たまりません!


最後に総評です

全て届くのに3ヶ月、組み立て起動まで2〜3時間かかりました

なかなか開けるのが難しいiPodを完全に閉めてしまうのには勇気が要りました

合計金額は約20,000円ということで配送料も含めるともう少し高くなりますが、それでも発売当時の24,800を下回ることはできました

Aliexpressはニッチな需要には答えてくれますが、サービス面では積極的に使いたいとは思えませんね


肝心の音質ですが、例のIEMで聞いた感じフラットでいいですね

現行のDAPにも引けを取らないものだと思います

イコライザをかけてみたところ、低音域が割れるのでかけないほうがいいかと思います


今更ながらiPodをようやく手に入れることができました

これから使い倒していきたいと思います!


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